- 石川祐希は
何が すごい? ポジションは? - プレースタイルと
世界の 評価は? - レシーブは
下手って 本当? - 背番号14の
理由は? キャプテン・日本代表は いつから?
石川祐希(いしかわ・ゆうき)選手のすごさは、世界大会で何度もベストアウトサイドヒッターやMVPに選ばれてきたことです。国際大会の公式記録とイタリアリーグの通算成績、監督やチームメイトの言葉、選手図鑑のデータから、プレーの特徴と日本代表での歩みを解説します。
目次
01石川祐希は何がすごい? 世界大会で「ベストアウトサイドヒッター」に選ばれ続けた選手
| 年 | 大会 | 石川祐希の個人賞 |
|---|---|---|
| 2015 | ワールドカップ | ベストアウトサイドスパイカー(2人目) |
| 2017 | アジア選手権(日本優勝) | MVP |
| 2019 | ワールドカップ | ドリームチーム(ベストアウトサイドヒッター) |
| 2023 | ネーションズリーグ(日本3位) | ベストアウトサイドヒッター |
| 2023 | アジア選手権(日本優勝) | MVP |
| 2024 | ネーションズリーグ(日本2位) | ベストアウトサイドヒッター |
| 2024 | イタリア・スーパーカップ(ペルージャ優勝) | MVP |
石川祐希(いしかわ・ゆうき)選手のすごさは、世界のトップが集まる大会で、何度もポジション別の最優秀選手に選ばれてきたことです。ネーションズリーグ(毎年開かれる国際大会)では2023年と2024年の2年続けて「ベストアウトサイドヒッター」に選ばれ、アジア選手権では2017年と2023年にMVPを取りました(欧州バレーボール連盟・アジアバレーボール連盟・Volleyball World)。
世界最高峰ともいわれるイタリアのリーグでは、2014-15から2025-26まで11シーズンプレーし、327試合で3,222得点、試合ごとのMVPに28回選ばれています(イタリアリーグ公式の選手ページ)。
ポジションはアウトサイドヒッター
ポジションはアウトサイドヒッターです。主にコートの左側(レフト)から攻撃し、相手のサーブを受けるサーブレシーブも担う、攻めと守りの両方が求められるポジションです。日本バレーボール協会(JVA)の2026年度男子日本代表でも、アウトサイドヒッターとして登録されています。
02【データ】石川祐希の身長192cmは日本代表で何番目? 髙橋藍とも比べる
2026年10月8日時点のJVA登録メンバーで、石川選手の身長192cmは男子日本代表36人の中で14番目(3人が同じ)、アウトサイドヒッター11人の中では4番目です。アウトサイドヒッターの平均(191.5cm)とほぼ同じで、20代男性の平均身長(171.5cm・厚生労働省「国民健康・栄養調査」2019年)より20.5cm高い計算です。
| 項目 | 石川祐希 | 髙橋藍 |
|---|---|---|
| 身長(JVA) | 192cm | 188cm |
| 年齢(2026年10月8日時点) | 30歳 | 25歳 |
| ネーションズリーグ2026の総得点 | 179 | 262 |
| 同 アタック決定率 | 51.4% | 50.8% |
代表の中で特別に背が高いわけではありませんが、高いジャンプと技術で世界と戦ってきました。ネーションズリーグ2026では14試合で179得点、アタック決定率は51.4%でした(Volleyball Worldの公式記録)。この大会は、右膝と首を痛めた状態で戦っています(Number Web・2026年8月5日)。
日本語版Wikipediaの「石川祐希」のページは、2026年10月6日までの直近30日で97,823回読まれ、日本代表64人の中で4番目に多い数字でした。1日で最も多かったのは、アジア選手権の決勝があった2026年9月13日の19,131回です。
※閲覧数はWikimedia Pageviews(利用者による閲覧・UTCの日区切り)をバレー図鑑が集計。注目度の目安です。
03プレースタイル:コースの打ち分けと、引き出しの多さ
石川選手の攻撃の土台は、ブロックをかわす技術です。本人は「小中学生のときは背が高くなかったんです」と振り返り、ブロックにかからない方法を考える中でコースの打ち分けに取り組んだと話しています。「高さがなかったから、先に技術を覚えたんですね」という言葉が、プレースタイルをよく表しています(Number Web・2018年7月17日)。
ブロックアウト・パイプなど攻撃の種類が多い
2025年9月のイタリア代表との親善試合について、web Sportivaは「ブロックの間をしたたかに打ち抜き、ブロックアウトを狙い、ブロックタッチも取って見せた」と書いています。ブロックアウトは、相手のブロックにわざとボールを当ててコートの外に出す打ち方です。後ろの列から中央に走り込んで打つ「パイプ」と呼ばれるバックアタックも含めて、「引き出しの多さは出色」と評価されました。
サーブとフェイント、フェイクセット
欧州バレーボール連盟(CEV)は2025年5月の特集で、石川選手の武器を「高いジャンプ、攻撃とサーブの両方の打力」と紹介しています。2025年10月のサントリーとの試合では、連続でサービスエースを取り、フェイント(強く打つと見せて軽く落とす攻撃)でセットを決めました(日刊スポーツ)。
ネットの近くでトスを上げるふりをして、そのまま相手コートに落とす「フェイクセット」も見せ場の1つです。TBSの公式動画では、元日本代表の福澤達哉さんが「中高生がマネしたくなる」プレーとして解説しています。
04世界の評価は? 「日本のスーパースター」と呼ばれる理由
2024年のパリ五輪準々決勝のイタリア戦で、石川選手は両チーム最多の32得点を挙げました。国際バレーボール連盟(FIVB)の公式メディアVolleyball Worldは、石川選手を「日本のスーパースター」と呼び、32得点でトップスコアラーになったと伝えています。試合は2-3で敗れ、日本は準々決勝で敗退しました。
監督やチームメイトの言葉
日本代表の前監督フィリップ・ブランさんは、中央大学時代から「パワフルなスパイクと得点を取れるサーブを持っていました」と話し、世界で戦うためにサーブレシーブとブロックへの対応を磨いたと振り返っています。「特にパスの精度は年々向上していきましたね」とも語りました(Number Web・2024年11月1日)。
ペルージャで一緒にプレーしたイタリア代表のセッター、ジャネッリ選手は2025年9月の試合後、「今日も(石川)祐希はすばらしかった」と話しています(web Sportiva)。日本代表のチームメイトの西川馨太郎選手は、「祐希さんは、なんか重みがあるというか、どっしり構えている」と存在感を語りました(Number Web・2026年8月5日)。
05レシーブは下手? 公式の数字と本人の言葉
| ネーションズリーグ2026のサーブレシーブ | 石川祐希 | 髙橋藍 |
|---|---|---|
| 受けた本数 | 322 | 290 |
| 成功(セッターに正確に返した本数) | 52 | 61 |
| ミス | 24 | 14 |
| ミスの割合 | 約7.5% | 約4.8% |
「石川祐希はレシーブが下手」という声について、良い悪いを決めつけることはできませんが、公式の数字は確かめられます。Volleyball Worldの公式記録では、ネーションズリーグ2026で石川選手は322本のサーブを受け、ミスは24本(約7.5%)でした。同じアウトサイドヒッターの髙橋藍選手は290本でミス14本(約4.8%)です。
ただ、この大会は右膝と首を痛めていた時期で、Number Web(2026年8月5日)は「サーブレシーブに苦しみ」決勝ラウンドの3試合で途中交代したと伝えています。けがのない年と同じように比べることはできません。2025年9月のイタリア戦では、チームで最も多い25本のサーブレシーブを受けました(web Sportiva)。
本人も「レセプションが大事」
石川選手本人も、サーブレシーブ(レセプション)に向き合ってきました。2025年1月には、ペルージャで先発を争う選手たちについて「非常にレセプションがいいので彼らと並ぶためにはやっぱりレセプションが大事」と話しています(TBS NEWS DIG)。前の監督のブランさんが「パスの精度は年々向上」と語ったのも、この部分です。
06背番号14の理由は? 最初のイタリアで偶然ついた番号
| シーズン | イタリアのクラブ | 背番号 |
|---|---|---|
| 2014-15 | モデナ | 14 |
| 2016-17・2017-18 | ラティーナ | 14 |
| 2018-19 | シエナ | 14 |
| 2019-20 | パドヴァ | 14 |
| 2020-21〜2023-24 | ミラノ | 14 |
| 2024-25・2025-26 | ペルージャ | 14 |
石川選手はイタリアで所属した6つのクラブすべてで背番号14をつけ(イタリアリーグ公式の選手ページ)、日本代表でもほぼ一貫して14番です(Pen&Sports)。
理由について、本人は2016年、ラティーナへの加入が決まったときの取材で話しています。初めてイタリアに渡ったモデナでは「リクエストした番号じゃなかった」ものの、14番で「非常にいい経験にもなったし、まあ全日本にも選ばれたし」、大学でも14番だったことから、「いろいろ14番がよかったのかなと思う」と説明しました(Pen&Sports)。2024年にペルージャが加入を発表したのは、5月14日の14時でした。
07日本代表はいつから? キャプテンは2021年から
| 年 | できごと |
|---|---|
| 2014 | 中央大学1年、18歳で日本代表に初めて選ばれる(最年少)。アジア大会で銀メダル |
| 2021 | 主将に。東京五輪で29年ぶりのベスト8 |
| 2023 | ネーションズリーグで銅メダル、アジア選手権で優勝 |
| 2024 | ネーションズリーグで銀メダル、パリ五輪はベスト8 |
| 2026 | ネーションズリーグ4位、アジア選手権で優勝しロサンゼルス五輪の出場権 |
石川選手が初めて日本代表に選ばれたのは、中央大学1年だった2014年です。当時18歳で、メンバーの中で最年少でした(産経新聞・2014年5月25日)。その年のアジア大会(韓国・仁川)で銀メダルを取り、2026年まで13年続けて日本代表で戦っています(Number Web)。
キャプテンはいつから?
日本代表のキャプテンを務めているのは2021年からです。2021年に入ってすぐ、当時の中垣内祐一監督から電話で打診され、迷わず引き受けました。主将として初めて臨んだのは、2021年のネーションズリーグでした(web Sportiva・2021年10月7日)。欧州バレーボール連盟の特集は「2022年から」と書いていますが、ここでは本人への取材にもとづく日本の報道に合わせています。2026年も主将を続けています(共同通信)。
2026年は首と膝を痛めながらアジア選手権で優勝
2026年は、クラブで右膝を、ネーションズリーグの期間中に首を痛めた状態で戦いました(Number Web)。それでも9月のアジア選手権では、準決勝の韓国戦でアタック決定率64.7%・チーム最多15得点を挙げ、決勝のイラン戦では最後の1点を自らのスパイクで決めて優勝しました(Number Web・2026年9月15日)。この優勝で、日本は2028年のロサンゼルス五輪の出場権を得ています。
試合後、本人は「スパイクに関しては本当に今日は頼りなかったですけど、チームメイトが本当に頼りになりました」と話しています(Number Web)。
08石川祐希と髙橋藍はどっちが強い? 比べるより「役割」を見る
「石川祐希と髙橋藍はどっちが強い?」という疑問もよく調べられています。2人は同じアウトサイドヒッターで、日本代表ではどちらも主力です。ただ、得意なプレーや役割が違い、大会や体の状態によって数字も変わるため、どちらが強いと言い切ることはできません。
2026年のアジア選手権では、髙橋選手が大会MVPに選ばれ、石川選手は主将として優勝を決める1点を挙げました。2025年10月のペルージャとサントリーの試合では、2人がクラブ同士で対戦し、石川選手が髙橋選手のスパイクをブロックする場面もありました(日刊スポーツ)。髙橋選手については髙橋藍はどんな選手?でくわしく紹介しています。
よくある質問
石川祐希のポジションは?
アウトサイドヒッターです。日本バレーボール協会(JVA)の2026年度男子日本代表でもアウトサイドヒッターとして登録されています。
石川祐希はオリンピックで何位?
東京五輪(2021年)とパリ五輪(2024年)は、どちらも準々決勝で敗れてベスト8でした。2028年のロサンゼルス五輪は、2026年のアジア選手権の優勝で出場権を得ています。
石川祐希は何歳?
1995年12月11日生まれで、2026年10月8日時点で30歳です。
石川祐希の身長は日本代表で高い方?
192cmは、2026年度の男子日本代表36人の中で14番目(3人が同じ)、アウトサイドヒッター11人の中では4番目です。
石川祐希はいつから海外でプレーしている?
中央大学1年だった2014-15シーズンにイタリアのモデナでプレーしたのが最初です。2026-27シーズンからはトルコのジラート・バンク・アンカラに所属しています。
まとめ:石川祐希は技術と経験で世界と戦う日本のエース
- ポジションはアウトサイドヒッター。攻撃とサーブレシーブの両方を担う
- ネーションズリーグのベストアウトサイドヒッターに2023・2024年と2年連続、アジア選手権MVPは2回
- イタリアで11シーズン・327試合・3,222得点。パリ五輪の準々決勝では両チーム最多の32得点
- レシーブは、ネーションズリーグ2026でミスの割合が約7.5%。首と膝を痛めていた大会だった
- 背番号14は、最初のイタリアで偶然ついた番号を、縁起のいい番号として続けている
- 日本代表は2014年から、キャプテンは2021年から
石川選手の身長や年齢は選手図鑑で、ほかの代表選手と比べられます。注目度の順位は注目度ランキングで見られます。
トルコのクラブへの移籍については石川祐希はなぜトルコへ?にまとめています。
※この記事の情報は2026年10月8日時点のものです。
出典・参考
- 日本バレーボール協会 2026年度 男子日本代表 登録メンバー https://www.jva.or.jp/national_team/2026/men_member/
- Lega Pallavolo Serie A 選手ページ Yuki Ishikawa https://www.legavolley.it/player/ISH-YUK-95?lang=en
- CEV「Yuki Ishikawa – Sir's high-flying power striker」(2025年5月10日) https://championsleague.cev.eu/en/articles/2025/yuki-ishikawa-sir-s-high-flying-power-striker
- Volleyball World(パリ五輪準々決勝・2024年8月5日) https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/volleyball-olympic-games-paris-2024/news/italy-fight-back-knock-japan-out-quarterfinals
- Volleyball World(ネーションズリーグ2024の個人賞・2024年6月30日) https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/volleyball-nations-league/news/mvp-brizard-guides-france-to-second-vnl-gold
- Volleyball World ネーションズリーグ2026 男子 公式スタッツ https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/volleyball-nations-league/statistics/men/best-scorers/
- アジアバレーボール連盟(ネーションズリーグ2023の個人賞) https://asianvolleyball.net/new/?p=112905
- アジアバレーボール連盟(アジア選手権2023の個人賞) https://asianvolleyball.net/new/?p=114781
- 中央大学(ワールドカップ2015の個人賞・2015年10月2日) https://www.chuo-u.ac.jp/english/news/2015/10/59145/
- Number Web(2018年7月17日) https://number.bunshun.jp/articles/-/831355
- Number Web ブラン前監督インタビュー(2024年11月1日) https://number.bunshun.jp/articles/-/863382
- Number Web(2026年8月5日) https://number.bunshun.jp/articles/-/871427
- Number Web(2026年8月5日・西川馨太郎) https://number.bunshun.jp/articles/-/871426
- Number Web(アジア選手権2026・2026年9月15日) https://number.bunshun.jp/articles/-/871951
- web Sportiva(2025年9月9日) https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/volleyball/2025/09/09/post_50/
- web Sportiva(2021年10月7日) https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/volleyball/2021/10/07/post_41/
- Pen&Sports(2024年7月18日) https://sports.pen-and.co.jp/volleball-japan-yuki-ishikawa/
- TBS NEWS DIG(2025年1月12日) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1662265
- 産経新聞(2014年5月25日) https://www.sankei.com/article/20140525-ZJP6XJX7OVN7REK47EAXEADP2U/
- 日刊スポーツ(2025年10月6日) https://www.nikkansports.com/sports/news/202510060001153.html
- 共同通信(熊本日日新聞・2026年9月14日) https://kumanichi.com/articles/2035726
