- 佐藤淑乃は
どんな 選手? ポジションは? - 年齢・出身・背番号・所属チームは?
- サーブミスは
多いの? - 日本代表は
いつから? 世界バレーの 34得点とは? - イタリアでは
どんな 様子?
佐藤淑乃(さとう・よしの)選手は、強いサーブとバックアタックを武器にする、女子日本代表のアウトサイドヒッターです。2026年11月7日時点で24歳、千葉県出身。NECレッドロケッツ川崎で2025-26シーズンのSVリーグMVPに選ばれ、2026-27シーズンはイタリアのヴェロ・バレー・ミラノでプレーしています。「サーブミスが多い」と言われる理由は、SVリーグの公式記録を集計して確かめました。
目次
01佐藤淑乃はどんな選手? サーブが武器の日本代表アウトサイドヒッター
| 項目 | 佐藤淑乃のプロフィール |
|---|---|
| 名前・読み方 | 佐藤淑乃(さとう・よしの) |
| 生年月日・年齢 | 2001年11月12日生まれ。2026年11月7日時点で24歳 |
| 出身地 | 千葉県 |
| 出身校 | 敬愛学園高校 → 筑波大学 |
| 身長 | 178cm |
| ポジション | アウトサイドヒッター |
| 所属チーム | ヴェロ・バレー・ミラノ(イタリア・セリエA)。2025-26シーズンまではNECレッドロケッツ川崎 |
| 背番号 | 日本代表は5番(2026年度)。NEC川崎では2番 |
※出典:日本バレーボール協会(JVA)2026年度女子日本代表 登録メンバー、SV.LEAGUE公式の選手ページ、NECレッドロケッツ川崎の公式発表
佐藤淑乃(さとう・よしの)選手は、強いサーブとバックアタック(後ろの列から跳んで打つ攻撃)を武器にする、女子日本代表のアウトサイドヒッターです。2025年から代表のエースとして攻撃を任され、所属していたNECレッドロケッツ川崎では2025-26シーズンのSVリーグでレギュラーシーズンのMVP(最優秀選手)に選ばれました。
2026年3月にイタリアのヴェロ・バレー・ミラノへの移籍が発表され、2026-27シーズンは世界トップクラスのリーグの一つ、イタリアのセリエAでプレーしています。キャプテンの石川真佑選手と並ぶ、女子代表の攻撃の柱の一人です。
年齢は2026年11月7日時点で24歳で、2026年11月12日に25歳になります。千葉県の出身で、地元の敬愛学園高校から筑波大学へ進みました。身長178cmは、2026年度の女子日本代表37人の中で13番目(2人が同じ身長)、アウトサイドヒッター14人の中では5番目の高さです。20代女性の平均(157.5cm・厚生労働省「国民健康・栄養調査」2019年)より20.5cm高い計算です。
背番号は、日本代表では2026年度は5番です。NECレッドロケッツ川崎では、入団した2023-24シーズンは22番、2024-25シーズンからは2番を着けました(NEC公式)。2番は、2024年のパリ五輪を最後に引退した古賀紗理那さんがNECで着けていた番号で、それを引き継いだ形です(Number Web)。
02ポジションとプレースタイルは? 強みはバックアタックとサーブ
ポジションのアウトサイドヒッターは、コートの左側(レフト)からの攻撃を主に担い、相手のサーブを受ける「サーブレシーブ」にも加わるポジションです。攻めと守りの両方を求められるので、チームの中心選手が務めることの多い役割です。
佐藤選手の強みは、本人がはっきり言葉にしています。web Sportivaのインタビューでは「私はバックアタックとサーブを強みにしていますから、それらで世界中から恐れられるようになりたい」と話しました。バックアタックについては「ディグでもレセプションでも自分がレシーブしてからアタックに入る意識は欠かさず、ずっと取り組んできました。そこは誰にも負けないと思います」と自信を見せています(2026年6月1日)。ディグはスパイクのレシーブ、レセプションはサーブレシーブのことです。
NECレッドロケッツ川崎が2023年12月に入団(内定)を発表したときの紹介も、「アグレッシブなプレーが持ち味のオールラウンダー」「高さと力みのないしなやかなフォームからキレのある豪快なアタック」「ターゲットを打ち抜く鋭いサーブ」でした。高い打点から思い切りよく打つ攻撃と、狙って攻めるサーブが、早くから評価されていたことが分かります。
03【データ】SVリーグ2025-26はMVP、サービスエースはリーグ最多の53本
SVリーグ公式の記録では、佐藤選手は2シーズン続けてサーブで点を取った数(サービスエース)がリーグ1位でした。2024-25シーズンは47本、2025-26シーズンは53本です。ルーキーだった2024-25シーズンは総得点895点がリーグ全体の3位(日本国籍の選手では1位)で、最優秀新人賞と、ポジションごとの優秀選手を選ぶベスト6(アウトサイドヒッター部門)に選ばれました(web Sportiva・2025年6月2日)。
2025-26シーズンはNECがレギュラーシーズン1位になり、佐藤選手はレギュラーシーズンのMVPに初めて選ばれ、2季続けてベスト6にも入りました(デイリースポーツ・2026年5月19日)。この季のバックアタックの決定率(打った本数のうち決まった割合)は34.5%で、規定に達した選手の中で13位です。
MVPについて本人は「本当にチームがレギュラーシーズンで優勝してくれたおかげだと思いますし、自分だけの力によるものではない」と話しています(web Sportiva・2026年6月1日)。ほかの選手の成績やチームの順位は、SVリーグの順位・個人ランキングのページで見比べられます。
※成績はSV.LEAGUE公式の選手記録・個人ランキング(レギュラーシーズン・2026年11月2日取得)。順位は規定(チームの試合数・セット数の一定割合以上の出場)に達した選手の中での順位です。
04サーブミスは多い? ミスの数もSVリーグで最多だった
「佐藤淑乃 サーブミス」「ミス多い」と検索されることがありますが、SVリーグの公式記録を見ると、サーブミスが多いのは事実です。2025-26シーズンのサーブ失点(ミスで相手に与えた点)は121本でリーグ最多。サーブ100本あたりに直すと20.0本で、5本に1本がミスだった計算です。
ただし、同じシーズンのサービスエースも53本でリーグ最多でした。100本あたり8.8本は、図の上位6人の中でいちばん多い数字です。強く速いサーブで攻めるほど、エースが取れる一方でアウトやネットも増えます。佐藤選手のサーブは、ミスを覚悟して点を取りにいく、攻めのサーブだといえます。
エースと、相手を崩したサーブを加点し、ミスを減点して1本あたりにならした「サーブ効果率」では、佐藤選手は14.3%で、規定に達した68人の中で7位でした。ミスの多さを差し引いても、サーブでチームにプラスをもたらしていたことになります。前の2024-25シーズンは100本あたりエース6.9本・ミス12.6本だったので、2025-26シーズンはエースもミスも増えました。
- ミスの本数(121本)とエースの本数(53本)は、どちらもSVリーグ2025-26でいちばん多い
- ミスとエースを合わせて見る「サーブ効果率」はリーグ7位(14.3%)で、上位の水準
- 攻めの強さを保ったまま、ミスをどこまで減らせるかが次の伸びしろ
2022年はミスが続き、代表から2年遠ざかった
TBSの番組「バース・デイ」によると、初めて代表に選ばれた2022年は、合宿の試合でスパイクを止められることが続き、攻撃の効果率(決めた本数からミスや止められた本数を引いた割合)がアタッカーで最低の「マイナス12%」でした。9月の世界選手権ではリリーフサーバー(サーブを打つために途中から入る選手)を任されましたが、サーブもアウトが続きました。
本人は「サーブはメンタル。少しでも気持ちが弱くなったらサーブも弱くなると思う」と振り返っています。その後2年間は代表の試合に出ず、NECの金子隆行監督(当時)が調子の悪い日もコートに立たせ続けました。佐藤選手は2024-25シーズンにSVリーグの全51試合に出場しています(TBS NEWS DIG・2026年7月11日)。
守備のミスを本人が口にしたことも
「ミスが多い」という声は、サーブ以外の場面に向けられることもあります。2025年の世界選手権準々決勝オランダ戦(日本が3-2で勝利)では13得点を挙げながら、試合後に「1セット目、2セット目と、自分のディフェンスで何度かミスがあった」と自ら話しました(日刊スポーツ・2025年9月3日)。2026年8月のアジア選手権では、相手の徹底したマークもあってプレーに迷いが出ていたと、Number Webが伝えています(2026年9月2日)。
2026年5月の代表の紅白戦のあとには「少しミスが出てしまいましたが、バックアタックの効果率を上げていきたい」と話しています(web Sportiva)。ミスを自分の課題として受け止めていることが分かります。
05日本代表はいつから? 2022年に初選出、世界バレーで34得点
| 年 | 佐藤淑乃の日本代表での主なできごと |
|---|---|
| 2022年 | 筑波大学3年で初めて代表に登録。ネーションズリーグと世界選手権に出場 |
| 2023〜2024年 | 代表の試合には出ず。2023年はユニバーシアード(大学生の国際大会)で準優勝 |
| 2025年 | 3年ぶりに代表のコートへ。ネーションズリーグ4位、世界選手権4位。3位決定戦で34得点 |
| 2026年 | 背番号5。ネーションズリーグ8強、アジア選手権3位、アジア大会(愛知・名古屋)銀メダル |
※出典:JVA登録メンバー(2022年度・2026年度)、NECレッドロケッツ川崎の内定発表(2023年12月)、TBS NEWS DIG(2026年7月11日)、web Sportiva(2026年6月1日)、デイリースポーツ、Number Web、JVAの大会結果
佐藤選手が初めて日本代表に登録されたのは2022年、筑波大学3年のときです。その年のネーションズリーグと世界選手権に出たあと、2023年と2024年は代表の試合から遠ざかり、2024年のパリ五輪にも出ていません(TBS NEWS DIG)。
転機は2025年です。フェルハト・アクバシュ監督のもとでエースアタッカーに抜てきされ、ネーションズリーグでは全試合に先発出場しました(TBS NEWS DIG)。チームはネーションズリーグと世界選手権でどちらも4位に入っています。
世界バレーの34得点は2025年9月7日のブラジル戦
「世界バレー 34得点」は、タイのバンコクで開かれた2025年世界選手権の3位決定戦、ブラジル戦のことです。佐藤選手はバックアタックやダイレクトアタック(相手から返ってきたボールを直接打つ攻撃)を次々に決め、チーム最多の34得点を挙げました。日本は第5セットでマッチポイントを握りながら16-18で競り負け、2-3で敗れて4位。2010年以来、15年ぶりのメダルにはあと一歩届きませんでした(デイリースポーツ・2025年9月8日)。
試合後、佐藤選手は涙を見せながら「最後、1点を取りきれなかったのがすごく悔しい」「次はこういう試合を勝ち切る覚悟を持って準備したい」と話しています。
2026年はアジア選手権3位、アジア大会で銀メダル
2026年のネーションズリーグは、7月22日の準々決勝でブラジルに1-3で敗れて8強でした(デイリースポーツ)。8月に中国の天津で開かれたアジア選手権は3位、9月のアジア大会(愛知・名古屋)は決勝で中国に0-3で敗れて銀メダルです。佐藤選手はアジア大会の決勝で、チーム最多の14得点を挙げました(THE ANSWER・2026年9月24日)。
代表では、キャプテンの石川真佑選手とコートの対角(向かい合う位置)に入ることが多く、2人で攻撃を引っ張っています。石川選手のプレーの特徴は石川真佑は何がすごい?の記事にまとめています。
06所属チームは? NEC川崎からイタリアのヴェロ・バレー・ミラノへ
2026年11月時点の所属チームは、イタリア・セリエAのヴェロ・バレー・ミラノです。日本ではNECレッドロケッツ川崎に所属していました。2023年12月に筑波大学在学中の内定選手として入団が発表され、2024-25シーズンと2025-26シーズンの2季をSVリーグで戦いました。
NECは2026年3月、佐藤選手のミラノへの移籍を発表しました。本人は「自分のバレーボール人生の中の1つの目標である『海外挑戦』を出来ることをとても楽しみにしています」とコメントしています(NECレッドロケッツ川崎公式)。初めての海外移籍です。
| 試合(現地の日付) | 結果 | 佐藤淑乃 |
|---|---|---|
| 開幕戦 フィレンツェ戦(2026年10月3日) | 3-0で勝ち | 途中出場、得点なし |
| 第5節 ブスト・アルシーツィオ戦(2026年10月24日) | 3-0で勝ち | 途中出場で7得点、試合のMVP |
| 第6節 コンソリーニ戦(2026年11月1日) | 3-0で勝ち | 移籍後初めて先発、14得点 |
※出典:SPREAD(2026年10月4日・10月25日・11月3日)
ミラノにはイタリア代表のエース、パオラ・エゴヌ選手らがいて、開幕からは途中出場が続きました。それでも10月24日の第5節で試合のMVPに選ばれ、11月1日の第6節では初めて先発し、エゴヌ選手に次ぐチーム2番目の14得点を挙げています。ミラノはこの試合で開幕6連勝としました(SPREAD・2026年11月3日)。
セリエAには、2026-27シーズンは和田由紀子選手や関菜々巳選手ら、ほかの日本代表選手もプレーしています。ミラノの試合の日程や結果は、イタリア女子リーグ(レガ・バレー・フェミニーレ)の公式サイトで確かめられます。同じようにイタリアでプレーした経験を持つ石川真佑選手の歩みは石川真佑のトルコ移籍の記事で紹介しています。
よくある質問
佐藤淑乃の読み方は?
「さとう・よしの」と読みます。ローマ字では Yoshino Sato です。
佐藤淑乃の背番号は?
2026年度の女子日本代表では5番です(日本バレーボール協会の登録)。NECレッドロケッツ川崎では、2024-25シーズンから古賀紗理那さんの番号だった2番を着けていました。
佐藤淑乃はパリ五輪に出た?
出ていません。2022年に初めて代表に選ばれたあと、2023年と2024年は代表の試合に出ていません(TBS NEWS DIG)。代表の主力になったのは2025年からです。
佐藤淑乃の身長は?
178cmです。2026年度の女子日本代表37人の中で13番目(2人が同じ身長)、アウトサイドヒッター14人の中では5番目の高さです(バレー図鑑の集計)。
お姉さんもバレーボール選手?
姉の佐藤彩乃選手もバレーボール選手で、2026-27シーズンはSVリーグのアリーザ愛知に所属しています(SV.LEAGUE公式)。
まとめ:佐藤淑乃は攻めのサーブとバックアタックが武器のエース
- 佐藤淑乃(さとう・よしの)は女子日本代表のアウトサイドヒッター。2001年11月12日生まれ、千葉県出身、身長178cm、代表の背番号は5番
- 強みは本人も認めるバックアタックとサーブ。SVリーグではサービスエースが2季続けてリーグ1位
- 2025-26シーズンはSVリーグのレギュラーシーズンMVP。ルーキーだった2024-25シーズンは最優秀新人賞
- サーブミスは2025-26シーズンにリーグ最多の121本。ただしエースも最多で、サーブ効果率はリーグ7位
- 日本代表は2022年に初選出。2025年の世界選手権3位決定戦でチーム最多の34得点
- 2026-27シーズンからイタリアのヴェロ・バレー・ミラノでプレー。11月1日に初先発で14得点
佐藤選手のデータと関連記事は佐藤淑乃の選手ページに、ほかの代表選手との比較は選手図鑑にまとめています。どの選手がよく調べられているかは注目度ランキングで見られます。
※この記事の情報は2026年11月7日時点のものです。
出典・参考
- 日本バレーボール協会 2026年度 女子日本代表 登録メンバー https://www.jva.or.jp/national_team/2026/women_member/
- 日本バレーボール協会 2022年度 女子日本代表 登録メンバー https://www.jva.or.jp/national_team/2022/women_member/
- SV.LEAGUE公式 選手詳細 佐藤淑乃 https://www.svleague.jp/player/detail/?id=5064
- SV.LEAGUE公式 個人ランキング(2025-26 女子 レギュラーシーズン) https://www.svleague.jp/record/sv/women/
- NECレッドロケッツ川崎 2023-24シーズン 内定選手のお知らせ(2023年12月) https://red.necrockets.net/news/20231204/
- NECレッドロケッツ川崎 佐藤淑乃選手 背番号変更のお知らせ(2024年8月) https://red.necrockets.net/news/20240805/
- NECレッドロケッツ川崎 佐藤淑乃選手 移籍のお知らせ(2026年3月) https://red.necrockets.net/news/20260330-0/
- web Sportiva「佐藤淑乃が目指すは『バックアタックとサーブで世界一』」(2026年6月1日) https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/volleyball/2026/06/01/svmvp/
- web Sportiva「SVリーグ女子の最強ルーキー3人」(2025年6月2日) https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/volleyball/2025/06/02/sv_34/
- TBS NEWS DIG「バレー佐藤淑乃が味わった地獄と覚醒の2年間【バース・デイ】」(2026年7月11日) https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2793831
- デイリースポーツ「佐藤淑乃 チーム最多34点も涙」(2025年9月8日) https://www.daily.co.jp/general/2025/09/08/0019445721.shtml
- デイリースポーツ「佐藤淑乃が初MVP ベスト6との2冠」(2026年5月19日) https://www.daily.co.jp/general/2026/05/19/0020373879.shtml
- デイリースポーツ「日本は準々決勝で敗退 バレー女子ネーションズリーグ」(2026年7月22日) https://www.daily.co.jp/general/2026/07/22/0020622000.shtml
- 日刊スポーツ(世界選手権準々決勝オランダ戦・2025年9月3日) https://www.nikkansports.com/sports/news/202509030001842.html
- Number Web(米虫紀子・2026年9月2日) https://number.bunshun.jp/articles/-/871793
- Number Web(佐藤淑乃・古賀紗理那さんから背番号2) https://number.bunshun.jp/articles/-/865443
- 日本バレーボール協会 第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)結果 https://www.jva.or.jp/international/2026/asia_women/?entry=results
- THE ANSWER(アジア大会決勝・2026年9月24日) https://the-ans.jp/news/730171/
- SPREAD(セリエA女子 開幕戦・2026年10月4日) https://spread-sports.jp/archives/399451
- SPREAD(セリエA女子 第5節・2026年10月25日) https://spread-sports.jp/archives/401568
- SPREAD(セリエA女子 第6節・2026年11月3日) https://spread-sports.jp/archives/402236
