- SVリーグの
選手の 年俸・年収は いくら? - 外国籍選手や
女子選手の 年俸は? - プロ契約と
社員選手は 何が 違う? - リーグの
売上は? SVリーグ選手に なるには?
SVリーグの選手の年俸は、リーグもクラブも公表していません。報道で分かる最高クラスは、髙橋藍選手が2024年にサントリーと契約したときの「推定1億円」です。公式発表と大手メディアの報道で確かめられることだけを使い、契約の仕組みやリーグのお金、選手になる道まで解説します。
目次
01SVリーグの年俸は公表されていない|分かっているのは「最高で推定1億円超」
| 知りたいこと | 分かっていること(2026年10月時点) |
|---|---|
| 選手1人ひとりの年俸 | リーグもクラブも公表していない |
| 平均年俸・年収 | 公式の数字はない |
| 日本人の最高クラス | 髙橋藍選手がサントリーと契約したとき(2024年)、「推定1億円」と報道 |
| 外国籍選手 | 公表なし。「セリエA(イタリア)の平均年俸より高い」という話があると報道 |
| 年俸ランキング | 公式のランキングはない |
SVリーグ(日本のバレーボールのトップリーグ)の選手の年俸は、リーグもクラブも公表していません。平均年俸や年俸ランキングの公式な数字もありません。ネット上に「平均◯◯万円」という記事がありますが、出典が示されていない推定です。
報道で分かる数少ない例が、日本代表の髙橋藍選手です。2024年5月、イタリアからサントリーサンバーズ(現・サントリーサンバーズ大阪)に1年契約で移ったとき、契約金や年俸は非公表ながら、クラブのGMが「お家が2つ買える」と話し、日刊スポーツは推定1億円と伝えました(2024年5月28日)。日本人では史上最高レベルの契約とされています。なお髙橋選手は2026-27シーズン、ポーランドのクラブでプレーしています。
外国籍選手の年俸は?
外国籍選手の年俸も公表されていません。web Sportivaは2022年、「日本のチームは年俸を公表していないため外国人選手の年俸も不明だが、『セリエAの平均年俸よりは高いギャラをもらえる』という話も耳にする」と書いています。外国籍選手が日本を選ぶ理由として、クラブのGMは給料の未払いがないことや治安のよさを挙げています。
女子選手の年収は?
女子選手の年俸・年収も公表されていません。女子のチームにも企業の社員として働く選手とプロ契約の選手がいて、契約の形で収入の仕組みが変わります。2026-27シーズンからは男女とも、各クラブの選手の過半数がプロ契約であることが条件になりました(次の見出しで説明します)。
02プロ契約と社員選手の違い|2026-27から「過半数がプロ」に
| 契約の形 | どんな働き方? | 収入の考え方 |
|---|---|---|
| プロ選手 | 個人事業主としてクラブと契約 | バレーボールの活動の対価(出場給・勝利給など) |
| 有期雇用の社員選手 | 企業と1年ごとに雇用契約 | 会社員としての給与 |
| 社員選手 | 企業の社員。引退後も会社で働く | 会社員としての給与 |
※分け方は静岡新聞アットエス(2024年6月20日)、プロ選手の定義はSVリーグ公式(2025年3月18日)。
SVリーグには、プロ契約の選手と、企業の社員として働く選手がいます。日本のバレーボールのトップリーグは長く企業チームが中心で、社員選手はシーズンオフには会社の仕事をしながら練習してきました(静岡新聞アットエス)。社員選手は引退後も会社に残れるので、生活が安定すると考えて社員を選ぶ選手もいます。
この仕組みは2026-27シーズンから大きく変わりました。SVリーグは1クラブの選手の過半数がプロ契約選手であることを必須にし、クラブはバレーボールを主な事業とする株式会社を持つこと、その会社の決算を公開することも求めています(SVリーグ公式・2025年3月18日)。2026-27シーズン以降は、公開されるクラブの決算から選手の人件費の規模も見えてくる見込みです。
03給料の出どころ|リーグとクラブの事業収入は約290億円
| SVリーグ全体のお金 | 金額 |
|---|---|
| リーグとクラブの総事業収入(2024-25) | 249億円 |
| 同(2025-26・見込み) | 約290億円 |
| そのうちリーグ単体(2025-26・見込み) | 約37億円 |
| 2030-31シーズンの目標 | 500億円 |
| (参考)総観客数 2024-25 → 2025-26 | 112万人 → 143万人 |
選手の給料のもとになるのが、リーグとクラブの売上です。SVリーグの大河正明チェアマンによると、リーグとクラブを合わせた総事業収入は、2024-25シーズンの249億円から、2025-26シーズンは約290億円に増える見込みです(バレーボールキング・2026年8月10日)。リーグは2030-31シーズンに、これを約2倍の500億円にする目標を掲げています(web Sportiva・2026年5月14日)。
収入の柱は、企業の協賛金、入場料、グッズ、放送・配信です。前身のVリーグ時代は、リーグの協賛パートナー収入が約8,000万円しかなかったと大河チェアマンは振り返っています(SPORTS BUSINESS ONLINE・2026年4月9日)。観客数の伸びはSVリーグの人気の記事でくわしく紹介しています。
04SVリーグ選手になるには? 大学からの内定、トライアウト、SVグロース
| 道すじ | 例 |
|---|---|
| 高校・大学で活躍してクラブに「内定」 | サントリーは2026年10月、大学在学中の土井柊汰選手・麻野堅斗選手を2027年度の内定選手として発表。2026-27シーズンからチームに加わる |
| 大学在学中にクラブへ加入 | パナソニック(現・大阪ブルテオン)は2022年、大学3年の大塚達宣選手・エバデダン・ラリー選手を加入させた |
| トライアウト(入団テスト)を受ける | 2026年7月、女子のSV・SVグロース・Vリーグの7クラブが合同トライアウトを開いた |
| 下のリーグから上がる | 2026-27に始まったSV.LEAGUE GROWTH(女子6・男子8クラブ)など |
SVリーグの選手になる道で多いのは、高校や大学で活躍して、クラブから「内定選手」として声がかかるパターンです。大学4年生の内定選手は、卒業前のシーズン途中から試合に出ることもあります。サントリーサンバーズ大阪は2026年10月1日、中央大学の土井柊汰選手と早稲田大学の麻野堅斗選手(日本代表)を内定選手として発表しました。
声がかからなくても、トライアウトという道があります。2026年7月にはアルテミス北海道の呼びかけで、SVリーグの岡山シーガルズを含む女子の7クラブが合同トライアウトを開き、高校3年生や大学3〜4年生、実業団経験者などが参加できました(バレーボールキング)。2026-27シーズンからは、将来SVリーグを目指すプロ志向のクラブが集まるSV.LEAGUE GROWTH(SVグロース)も始まり、下のリーグで活躍して上を目指す道も広がっています。
【データ】高校の男子は約6万人、トップリーグのチームの登録は約1,200人
| 2025年度の登録(選手・スタッフ) | 男子 | 女子 |
|---|---|---|
| 高校(全日制) | 59,622人 | 59,607人 |
| 大学 | 8,889人 | 7,690人 |
| Vリーグ区分(実業団・クラブ) | 1,175人 | 722人 |
| 全体 | 198,372人 | 271,999人 |
日本バレーボール協会の2025年度のメンバー登録数では、高校(全日制)の男子が59,622人なのに対し、SVリーグやVリーグのチームが入る「Vリーグ区分」の登録は男子1,175人です。この数字には監督やスタッフも含まれ、SVリーグ(男子12クラブ)はその中のさらに一部です。トップリーグの選手になれるのは、ほんの一握りだと分かります。年度ごとの登録人数はバレーボールの競技人口のページで見られます。
よくある質問
SVリーグの選手は副業できる?
リーグ共通の決まりとしての公表は見つかりませんでした。社員選手は所属企業の社員として働いており、プロ選手の契約内容はクラブごとに違います。
SVリーグの最低年俸は決まっている?
公式に発表された最低年俸の決まりは見つかりませんでした(2026年10月時点)。
SVリーグに入るのに年齢制限はある?
公表されている年齢制限はありません。大学在学中に内定選手として加入し、卒業前からプレーする例があります。
まとめ:SVリーグの年俸は非公表、2026-27から過半数がプロ契約に
- SVリーグの選手の年俸・平均年俸・ランキングは、リーグもクラブも公表していない
- 報道で分かる最高クラスは、髙橋藍選手のサントリー入団時の推定1億円(2024年)
- 選手はプロ契約と社員選手に分かれ、2026-27からは各クラブの過半数がプロ契約に
- リーグとクラブの総事業収入は約290億円(2025-26見込み)、2030-31に500億円が目標
- 選手になる道は、内定・大学在学中の加入・トライアウト・SVグロースなど
日本代表の選手がどのクラブで戦っているかは選手図鑑で、各選手の移籍の事情は髙橋藍の移籍の記事などで紹介しています。
※この記事の情報は2026年10月11日時点のものです。
出典・参考
- 日刊スポーツ「高橋藍が日本人最高年俸1億円超…サントリー入団」(2024年5月28日) https://www.nikkansports.com/sports/news/202405280001669.html
- web Sportiva(中西美雁・2022年7月6日) https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/volleyball/2022/07/06/post_12/?page=4
- 静岡新聞アットエス「バレーボール SVリーグとは?」(2024年6月20日) https://www.at-s.com/life/article/ats/1498196.html
- SV.LEAGUE「2026-27 シーズンより 選手・クラブのプロ化ならびにオンザコートルールの改正を実施」(2025年3月18日) https://www.svleague.jp/news/detail/23418
- バレーボールキング「事業収入290億円、動員143万人。大河チェアマンが振り返る…」(2026年8月10日・Yahoo!ニュース) https://news.yahoo.co.jp/articles/40fc37210560fe9138320b5634d32c6ed238186b
- web Sportiva 大河正明チェアマン インタビュー後編(2026年5月14日) https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/volleyball/2026/05/14/sv500/
- SPORTS BUSINESS ONLINE「新たな熱狂の創出 -SVリーグが世界に創出する価値-」(2026年4月9日) https://sportsbusiness.online/2026/04/09/svleague/
- サントリーサンバーズ大阪「2027年度 内定選手のお知らせ」(2026年10月1日) https://www.suntory.co.jp/culture-sports/sunbirds/news/detail/2026100104.html
- パナソニック「パナソニック パンサーズの新戦力として大塚 達宣選手、エバデダン ラリー選手の入団を決定」(2022年1月6日) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004507.000003442.html
- バレーボールキング「7クラブが参加! アルテミスがリーグの垣根を超えた合同トライアウトを開催」(2026年7月) https://volleyballking.jp/article/85047/
- 日本バレーボール協会「チーム加盟数・メンバー登録数」(2025年度) https://www.jva.or.jp/jva/mrs_report/
